魔界 班女塚 [寺院 京都]
お昼ごはんも済んで、鉄輪の井戸も見終わりました。
次は、高辻通りまで上がり西入ります、そして高辻通が室町通りを越した所で繁昌神社と班女塚へ。
今回は仏光寺通の方から「宇治拾遺物語」第三巻十五にある「長門前司の娘、葬送のとき本の処に帰る事」という記事の元になった班女塚へ、入ってみました。入り口はここです。
この何気ない路地に魔所への扉が。
曲がりますと一直線に続く石畳の路地。
突き当たりには地蔵堂?
突き当りを右に曲がりますと其れはあります。
塚に書いてある説明書きには。
清和天皇の代に藤原繁成の邸宅の庭に功徳池という池があり延喜年間に中央の小島に安芸の宮島の三神(市杵嶋姫命、田心姫命、湍津姫命)を勧請されたのが始まり。
その後長く真言宗功徳院の管理下であったが、明治の神仏分離令後神社だけが残る。
というようなことが書いてありました。
又、伝承によると「宇治拾遺物語」に下記の記載があります。
昔、前長門国守に2人の娘がいました。
高辻室町のあたりに家で、姉と妹は同居していました。
妹にはときどき通ってくる男などがいたが決まった夫はおらず、未婚であったそうです。
主に屋敷の妻戸口でその男たちと語らっていたようです。
しかし両親の死後、妹は病気を患い若くして亡くなってしまいました。
遺体は妻戸口に安置されていましたが、
葬送のため、棺に入れ鳥辺野の墓地へ運んで行きました。
途中、棺の蓋が少し開いていて軽いので、中を見ると遺体がなくなっていました。
探しながら家に着くと、遺体は妻戸口にもとの状態で置かれていました。
このようなことが二度あり、
三度目には棺へ納めようとしましたが、根っこの生えたように全く動かなくなってしまいました。
「ここに居たいのだろう、この場所に葬ろう」
と言うことになって、妻戸口を取り壊し、遺体を埋め塚としました。
しばらくして、遺体を埋めたところに住むのは気味が悪いと言って、家の人は皆、引っ越してしまいました。
そして時間が経ち家も壊れはて、塚だけが残ったということです。
私はこの話の最後を読んで家の人も薄情やなと思いました。
又この塚に未婚の女性が近寄ると縁談が流れるとの噂があったりします。
昔はこの祠の前で男性の裸祭りがあったそうです。
傍の大きな楠木は昔の繁昌神社境内の名残か?
そばにある謎の石碑、住吉〇〇 後半二文字が読めません、鉄柵で囲われ屋根付きですから何か謂れがあると思うのですが。
現在の繁昌神社
繁昌神社の面した高辻通からの班女塚。
次は、高辻通りまで上がり西入ります、そして高辻通が室町通りを越した所で繁昌神社と班女塚へ。
今回は仏光寺通の方から「宇治拾遺物語」第三巻十五にある「長門前司の娘、葬送のとき本の処に帰る事」という記事の元になった班女塚へ、入ってみました。入り口はここです。
この何気ない路地に魔所への扉が。
曲がりますと一直線に続く石畳の路地。
突き当たりには地蔵堂?
突き当りを右に曲がりますと其れはあります。
塚に書いてある説明書きには。
清和天皇の代に藤原繁成の邸宅の庭に功徳池という池があり延喜年間に中央の小島に安芸の宮島の三神(市杵嶋姫命、田心姫命、湍津姫命)を勧請されたのが始まり。
その後長く真言宗功徳院の管理下であったが、明治の神仏分離令後神社だけが残る。
というようなことが書いてありました。
又、伝承によると「宇治拾遺物語」に下記の記載があります。
昔、前長門国守に2人の娘がいました。
高辻室町のあたりに家で、姉と妹は同居していました。
妹にはときどき通ってくる男などがいたが決まった夫はおらず、未婚であったそうです。
主に屋敷の妻戸口でその男たちと語らっていたようです。
しかし両親の死後、妹は病気を患い若くして亡くなってしまいました。
遺体は妻戸口に安置されていましたが、
葬送のため、棺に入れ鳥辺野の墓地へ運んで行きました。
途中、棺の蓋が少し開いていて軽いので、中を見ると遺体がなくなっていました。
探しながら家に着くと、遺体は妻戸口にもとの状態で置かれていました。
このようなことが二度あり、
三度目には棺へ納めようとしましたが、根っこの生えたように全く動かなくなってしまいました。
「ここに居たいのだろう、この場所に葬ろう」
と言うことになって、妻戸口を取り壊し、遺体を埋め塚としました。
しばらくして、遺体を埋めたところに住むのは気味が悪いと言って、家の人は皆、引っ越してしまいました。
そして時間が経ち家も壊れはて、塚だけが残ったということです。
私はこの話の最後を読んで家の人も薄情やなと思いました。
又この塚に未婚の女性が近寄ると縁談が流れるとの噂があったりします。
昔はこの祠の前で男性の裸祭りがあったそうです。
傍の大きな楠木は昔の繁昌神社境内の名残か?
そばにある謎の石碑、住吉〇〇 後半二文字が読めません、鉄柵で囲われ屋根付きですから何か謂れがあると思うのですが。
現在の繁昌神社
繁昌神社の面した高辻通からの班女塚。
2009-09-14 20:15
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コメント(24)
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しかし京都は、こんな住宅の中に「塚」とか普通にあるんですね~
ほんと、歴史の深い街だと、改めて思います。
by S_S (2009-09-16 23:18)
お早うございます。
京都は不思議な街ですね。至る所に歴史があり
現在と共存しています。だから皆さん引き寄せられるように
出掛けるんですね〜〜f(^ー^;
by yakko (2009-09-17 06:14)
凹凸で楽しい写真です♪
その塚に私は近寄っても大丈夫のようですね。
あんな風な鳥居、あまり見たことがありません、京都は面白いです。
by せつこ (2009-09-17 08:24)
おはよう御座います、七不思議です。
nice!&コメントありがとう御座いました!
こういう写真大好きです!
廃墟巡霊とかいう本を買うぐらいですから^^
でも何よりも、最初の写真にある「右側駐車もやめましょう」が気になります。
〝も〟って何なのでしょうね…。
by 七不思議 (2009-09-17 09:21)
こんにちは。
京都は本当に奥が深いですね☆
by kuwachan (2009-09-17 12:41)
ちょっと、妖気が漂っているような、場所ですね。
by youzi (2009-09-17 21:16)
娘の遺体の話、何となく気持ちが解るような気がします。
家族はホントに薄情ですね ^^;
その怨みが他人の縁談を流すなどという行動に出たのかな?
by なかちゃん (2009-09-18 07:12)
今昔物語にでも出てきそうな話ですね。京都は深いですね。
by SilverMac (2009-09-18 17:22)
表向きの京都では見えない素顔があるんですね。
by mwainfo (2009-09-18 23:37)
おはようございます。^^
一瞬退いてしまいそうな~迫力が有りますね。^^
訪問いただき~ありがとうございます。^^
by keykun (2009-09-19 07:48)
こうして拝見すると見慣れた京都の街角も魔界に
見えて来ますね。不思議なもんです。
by サットン (2009-09-19 16:46)
こんばんはー
ご訪問&niceありがとうございました♪
風情がある場所ですね~
どこかと思ったら京都なんですね
ゆっくりと行きたいのですがなかなか時間が取れないです^^
by toshi (2009-09-19 18:44)
こんばんは☆
by goro2001 (2009-09-19 19:39)
こんばんは!ご無沙汰しました(^^)
祠って霊気が漂っていそうで怖い感じがするのですが、
やはり曰く因縁があるようですね。
血なまぐさい歴史のある京都だから仕方ないかも。。。
やっぱり京都は魔界の町なのかな。うちは大丈夫か
心配になってきましたよ^_^;
by ミモザ (2009-09-19 21:29)
大阪に帰省中につきコメントは差し控えさせて頂きます
訪問ありがとうございました^^
( ゚∀゚)o彡°広告もランキンクも゙☆ポチッとオウエン☆
by やまがたん (2009-09-20 06:51)
有名な処しか行けないのですが、街を歩いていると何処彼処に祠やら塚など在り、歴史を痛感させられ、また訪れたくなる魅力を京は持っていますね。
by fuzzy (2009-09-20 15:47)
なかなか一般の観光客には、気付かないところばかり・・
少し入りにくそうですけれど、巡ると面白そうですね~
なんといっても歴史が古いので、わくわくします(^^)
by rantan-nya (2009-09-20 21:17)
重みのある歴史が目の前にあるって本当に素晴らしいことですね
by COLE (2009-09-20 22:52)
京都、来週行きます!
このような光景、風景を目指して見たいと思います!
訪問ありがとうございました^^
( ゚∀゚)o彡°広告もランキンクも゙☆ポチッとオウエン☆
by やまがたん (2009-09-21 06:52)
思わぬ所に埋もれてる歴史の痕跡を訪ねる、、
歴史好きにはほんとにたまらない街ですね。
今年も紅葉散策には出かけます。
by aranjues (2009-09-21 12:15)
niceありがとうございました^^
京都出身ですがそれでも知らない京都がホント多いです~
路地好きの私にはたまらない写真ですね(*´艸`*)
fisheye使われてるんでしょうか・・・
このレンズもめっちゃ欲しいレンズなんです^^
by **NAO** (2009-09-21 12:25)
いやぁ、面白いですね。ありえないのにありそうな話。
大昔のその痕跡が残ってるのが凄いです。
by 路渡カッパ (2009-09-21 19:06)
この度は私のブログにご訪問&nice!ありがとうございました。
ご縁がありましたら、またご訪問ください。
写真撮影が凄くお上手で思わず見入ってしまいました。
by アリア・ポコテン (2009-09-22 06:45)
魔界、京の路地裏。
すごく良いですネ!!
お写真も素晴らしいです^^
by つなみ (2009-09-23 19:26)